弾き語りのレベルを上達させたいと思いませんか?
今回は初心者におすすめのギター弾き語り練習曲を3つご紹介していきます。
さらに弾き語りを上達させる正しい手順も解説していきます。
この順番通りに練習することで、効率よく弾き語りを上達させる事が出来ます。
「弾き語りのレベルを上げて、人前でかっこよく演奏したい!」という場合は、今回の記事を参考にしてみて下さい。
1.ギター初心者の練習は弾き語りがいい理由
ギター初心者の場合は、弾き語りから練習をすると取り組みやすいですし、上達しやすいです。
なぜ、弾き語りから始める方が良いのかと言うと、音楽というのはコード進行とリズムがあり、その中をメロディーが流れていくというのが基本的な形です。
弾き語りをすると、ギターがリズムとなり歌声がメロディーとなるため、音楽の基本原理を学ぶのに非常にオススメの練習法なのです。
基本的な部分を弾き語りで学ぶことで、それ以降の上達スピードに違いが出てきます。
ギター初心者の場合はまずは弾き語りから取り組んでみましょう。
2.ギター弾き語り初心者が選ぶべき練習曲3選
最初の弾き語り練習曲としてオススメする曲が3つありますのでそちらを紹介していきたいと思います。
『STAND BY ME』Ben E.King
基本的なコードだけで演奏が出来るため、初心者の練習曲として定番の1曲です。
弾きやすいリズムなので弾き語りがしやすいです。
C・D・G・Emの4つのコードを覚えれば、STAND BY MEは問題なく演奏することが可能です。
『さくら(独唱)』森山直太朗
コードの種類自体は先程のSTAND BY MEよりは多いですが、難易度の高いコードはありませんので初心者の弾き語り曲としてオススメです。
曲の中で多用されているコードはC・D・Gの3つですので、まずはこの3つのコードを覚えるようにしましょう。
『チェリー』スピッツ
初心者の登竜門と言われているFコードが入っているので、上記の2曲と比べると難易度が高くなります。
ただ、それ以外のコードは非常に基礎的なものばかりです。
上記2曲が弾けるようになったら挑戦してみることで、徐々に演奏レベルを上げることが可能です。
3. 弾き語りの練習方法
弾き語りの練習にはいくつかの手順があります。
手順を間違えてしまうと、上達が遅れてしまったり間違った演奏方法を覚えてしまい、後々、苦労する事になりかねません。
今からお伝えする手順を踏めばスムーズに上達させる事が出来るので参考にしてみて下さい。
ステップ1:基本コードの習得
まずは基本コードと言われている基礎的な8つのコードを覚えましょう。
8つのコードは以下の通りです。
1:C
2:D
3:Dm
4:E
5:Em
6:G
7:A
8:Am
この8つのコードを覚えることで、基本的な曲であれば弾けるようになります。
他にもコードはありますがまずはこの8つをマスターしましょう。
初めは指の配置などを1つずつ確認しながら行っていき、慣れてきたら確認しなくてもコードが弾けるようになりましょう。
先程お伝えしたSTAND BY MEですと、
|G |G |Em |Em | |C |D |G |G |
このようなコードの組み合わせとなっています。
ワンフレーズだけでも弾けるようになると非常に嬉しく感じるものです。
練習を繰り返していき8つのコードをマスターしましょう。
ステップ2:ストロークを覚える
ストロークというのは、右手でジャカジャカと一定のリズムでギターを弾くことです。
先程お伝えした8つのコードとストロークを覚えることで、初心者向きの曲であれば70%は弾けるようになります。
ストロークのリズムは数えだしたらキリがありませんが、ギターを習い出した始めの段階では、8ビートと16ビートのリズムを 覚えるようにしましょう。
この2つは最も基礎的なリズムで全ての曲の土台となっています。
8ビートと16ビートがどんなリズムなのか。という事については以下の動画を参照してみて下さい。
●8ビートストロークの弾き方(初心者のためのギター講座)
●16ビートストロークを弾こう:初心者のためのギター講座 16beat strumming
4. まだギターを持っていない場合の初心者のギターの選び方
まだギターを持っていない場合は、これからギターを購入するかと思います。
弾き語りにオススメのギターとしては以下の条件を満たしたものがオススメです。
条件1:弾きやすい
ギターの弾きやすさは非常に大切です。
弦の高さやネックの太さが自分の手の大きさに合っているか、ボディのサイズはどうなのか?といった部分を気にして、弾きやすいギターを選びましょう。
弦の高さはセッティングで変更することが出来るので後から修正する事が出来ますが、ボディのサイズなどは後から変更できないので、十分に吟味してから購入するようにしましょう。
条件その2:チューニングが合う
チューニングが合うかどうかもギターの演奏には非常に大切です。
どのギターを選んでもチューニングが合うと思われがちですが、あまりにも安すぎるギターだとチューニングが合わないこともしばしばあります。
チューニングが合うかどうかしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
条件その3:自分の声に合う
弾き語りで発する自分の声とギターの音色が合うものが理想的です。
材質によって音の雰囲気が変わりますし、大きめのギターだと音色の大きい分、弾き語りの時にあなたの歌声を遮ってしまう可能性があります。
以上3つの条件がギター選びのポイントです。
とはいえ、
・弾きやすい
・チューニングが合う
・自分の声に合う
の3つの条件を満たしているのかどうか、初心者の頃というのは分からないものです。
そんな時は楽器屋の店員さんに相談するのが一番の解決策です。
あなたがどういった使い方でギターを使いたいのかを明確に伝えることで、あなたに最適なギターを紹介してもらう事が出来ます。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ギターの弾き語りというのは初心者の練習法としては非常に効率的な方法です。
これからどんな演奏スタイルを目指そうとも、初めは弾き語りから取り組む方法が望ましいです。
練習曲としては今回お伝えした3つの曲が非常に簡単なのでオススメできます。
もし、ギターをこれから購入する予定なのであれば、今回お伝えした3つの条件を満たすようなギターを選ぶようにしましょう。
「いまいち条件を満たしているのか自分だけでは良くわからない…」という場合は楽器屋の店員さんに積極的に相談しましょう。
きっとあなたに最適なギターを紹介してくれますよ。