絶対音感トレーニングは大人でも有効なのか?
今回は、絶対音感は大人になってからでも習得が可能なのか詳しく解説していきます。
具体的なトレーニング方法や音楽教室も紹介しているので参考にしてみて下さい。
「大人になってからでも絶対音感を身につけたい」という場合は、今回の内容を参考にして頂き、トレーニングに取り組んでいきましょう。
1. 絶対音感トレーニングは大人にも有効?
1-1. 絶対音感は大人になっても身につくの?
絶対音感というのは、聞こえた音を瞬時に理解する能力のことです。
この能力は基本的に幼少期(2歳〜6歳)に発達させることで、身につけることが出来る能力であって、大人になってから身につけることは非常に困難だと言われています。
ただ、大人になってからであっても、ピアノの鍵盤を叩いた時の音程を当てるレベルであれば身につけることが可能とされています。
1-2. 絶対音感を身につけるトレーニングのコツ
トレーニングのコツとしては、どの分野でも言えることですが「継続」です。
繰り返し練習を行うことで徐々に発達していくものなので、継続することを意識しトレーニングを行っていきましょう。
2. 大人のための絶対音感トレーニングの方法
2-1. 自分でできるトレーニング
絶対音感のトレーニングを自分で行う方法としては、「聴音」と呼ばれる方法がオススメです。
聴音というのは音を聞き分けることを言うのですが、「旋律聴音」と「和声聴音」の2つの種類に分類されます。
聴音の練習は教材を購入し音やリズムを聴きながらトレーニングを行っていきます。
聴音のトレーニングにオススメの書籍は3冊あります。
●リズム練習とソルフェージュ(1) リズムを叩きながら歌おう
●リズム練習274問 (初歩から受験まで段階的に使える聴音問題集)
●音大受験生のためのパーフェクトソルフェージュ[旋律聴音編] 聴音課題CD・オリジナル五線紙付
この3冊を使い練習を行っていくことで、大人であってもある程度の絶対音感を習得することは可能です。
2-2. 絶対音感スクールでのトレーニング
絶対音感スクールでトレーニングするという選択肢もありますが、ネットで検索した限りでは2歳〜6歳のお子様を対象としたトレーニングが多く、大人を対象した絶対音感のトレーニングは見当たりませんでした。
ただ、大人用の相対音感のトレーニングを行っている教室は見つけることが出来ました。
相対音感とは、基準となる音と比べ音が高いか低いかを判別する能力のことです。
人が音楽を美しいと感じるのは、相対音感があるからです。
そのため、多くの方が無意識で使っている能力ですが、この能力を伸ばすことによって、より音の聞き分けを強化することが可能です。
ヴァインピアノ教室では、その人のレベルに合わせて難易度を調整してトレーニングが行えるので、興味がある方は一度、体験レッスンからスタートすることをオススメします。
まとめ
絶対音感は大人であっても、ある程度のレベルであれば伸ばすことが可能です。
具体的なトレーニング方法としては、今回お伝えした聴音の書籍を参考にし、音を聴き識別する能力を高める方法がオススメです。
また、相対音感ではありますが音楽教室に通いトレーニングすることも可能です。
絶対音感は2歳〜6歳のタイミングまでに訓練することで、誰でも身につけることが出来る能力です。
ただ、この時期を逃すと習得することが困難だとされています。
確かに幼少期にトレーニングを受けた方と同等レベルの絶対音感を大人になってから習得することは困難です。
ただ、ピアノの音を聞き分けたりといった、ある程度のレベルであれば大人になってからでもトレーニングによって身につけることが可能です。
絶対音感を少しでも身につけたいのであれば、今回お伝えした練習方法や教室でトレーニングを行うことをオススメします。