歌の表現力を上げるには一体どうすればいいの?

今回は歌の表現力を向上させる3つのポイントをお伝えします。

さらに、表現力を高めるために必ず意識して欲しい『ある』考え方についても詳しく解説していきます。

また、そもそも表現力とは一体どういう意味なのか?具体的に解説していきます。

歌の表現力を伸ばしていき、聴き手がついつい涙を浮かべるほど感情を揺さぶる歌声を手に入れたい!という場合は、今回の記事を参考にしてみて下さい。

1. 歌の表現力とは?

歌の表現力とは一体どのようなことを言うのか?歌の表現力とは、歌を通して表現する力を言います。

何を表現するのかというと、歌詞に込められた想いや感情です。

この想いや感情を表現する力が非常に高い歌手のことを表現力が高い歌手と言います。

表現力が高いと同じ歌でも聴き手の感じ方が全く異なります。

2. 歌の表現力を左右するもの

歌の表現力を左右するものはいくつか存在します。

その中でも特に以下の3つの要素が非常に大切です。

・抑揚

表現力を左右するポイントの一つは『抑揚』です。

抑揚というのはメリハリとも言い換える事が出来ます。

要するにサビの部分など盛り上がる部分とそれ以外の抑えていく部分をしっかりと分けるということです。

音のメリハリが上手いと伝わり方が全く異なります。

曲の中で、どの部分を強調させてどの部分を抑えていくのか、を完全に理解していなければ抑揚のある歌い方は出来ません。

まずは歌う曲について理解するようにしましょう。

・歌詞を理解する

歌詞を理解することは表現力アップに直結します。

曲の中に書かれている言葉には全て意味があります。

作詞をした方がどんな気持ちでその言葉を選んだのか?

言葉から伝わってくる感情や想い。

なぜそのような想いや感情になったのかという背景など、深い部分で歌詞を理解することで何を伝えたいのかが理解出来ます。

作曲者が伝えたかった想いを100%理解する事ができた時、あなたの歌声は今までと比べて明らかに変化します。

音域が広がったわけでもビブラートが上手くなったわけでもないのに、聴き手が涙を浮かべるようになります。

歌詞に込められた本当の想いは一体何なのか?

深く理解することで次第に見えてくることとなります。

表現力のある歌手の中には、作詞作曲を自分で行っている方も多くいらっしゃいます。

自分で作詞作曲をしているので、その曲に対する想いを完全に理解しています。

その結果、言葉に力が宿り、なぜか惹きつけられるような素晴らしい歌声へとなるのです。

・表情や身振り手振り

歌の表現方法は声だけではありません。

表情や身振り手振りも大切な表現方法です。

特に表情というのは相手に伝わりやすい部分です。

あなたが笑っていれば聴き手も自然と笑いますし、悲しそうにすれば聴き手もなんだか悲しい気持ちになります。

先程お伝えした歌詞を理解するという部分を徹底的にマスターすることで、自然とどんな表情をするのが正しい表現方法なのかを理解することが出来ます。

表情は自分では見えないので、鏡の前で練習するなどして鍛えていくようにしましょう。

3. 歌に表現力がないと言われる原因

逆に歌に表現力が無いと言われてしまう原因としては以下の3つが考えられます。

せっかく歌ったのにダメ出しをされてしまうのはとても辛いことです。

以下の3つの要素には十分に気をつけましょう。

・ただ歌っているだけ

表現力がないと言われる原因として、ただ歌っているだけという場合があります。

歌で表現をする時には、歌詞に込められた想いを理解する必要があります。

単純に書かれている言葉をそのまま歌っているだけでは表現力を伸ばす事は出来ません。

・表情に変化がない

歌だけでなく表情の変化で表現するのも一つの手段です。

表情にあまり変化が無い歌手は聴いていても心が動きづらいです。

歌声だけでなく表情というのも大切な表現方法だと意識し歌ってみて下さい。

・メリハリがない

メリハリが無い歌い方だといまいち感情が高ぶりません。

盛り上がる部分なのになぜか盛り上がりきらない。

という現象はメリハリがしっかり出来ていないからです。

メリハリのある歌声を心がけるようにしましょう。

4. 歌の表現力を高めるテクニックと練習方法

歌の表現力を高めるには、先程お伝えした3つの要素を意識する必要があります。

3つの要素というのは

・抑揚
・歌詞を理解する
・表情や身振り手振り

この3つです。

この中でも特に大切な要素は『歌詞を理解すること』です。

歌詞を理解することが出来れば、その曲がどのような曲であって、作者が伝えたい想いは何なのかが理解出来ます。

理解さえ出来れば、その想いを歌で表現するにはどうすれば良いのか。と自然と考えるようになります。

表情や身振り手振り、メリハリというのはあくまで表現するためのテクニックでしかありません。

歌詞について理解出来ていなければ、いくら小手先のテクニックを使っても本当の意味で心に響く歌声を歌うことは難しいです。

まずは作者の気持ちになり、どのような気持ちで歌詞を書いたのか。その部分を徹底的に考えるようにしましょう。

そうすることであなたの歌声はより素晴らしく魅力的になります。

5. 表現力を高めて歌で魅了する方法まとめ

いかがでしたでしょうか?

歌の表現力というのは曖昧な部分なので、どうすれば伸ばせるのかが難しいと思われがちです。

ただ、根底の部分を見ていくと、表現力を高める方法は『歌詞の意味を理解する』という部分に辿り着きます。

歌詞を理解することで、どういった想いや感情が曲の中に込められているのかを知ることが出来ます。

すると、自然に表情やジェスチャーで表現しようとなりますし、歌い方にメリハリもつけようと考えるようになります。

歌詞をそのまま歌うのではなく、言葉に込められた意味を深く知る事が、表現力を上げるコツだと言えます。

表現力がずば抜けて高いという歌手は、自身で歌う歌を作詞から行っている場合も多いです。

自分で作った曲だからこそ、そこにどんな想いが込められているのかを完全に理解することが出来ます。

それが表現力に繋がっています。

あなたも表現力を伸ばしたいと考えているのであれば、歌詞の意味や想い、感情を汲み取るよう意識してみて下さい。

その曲が出来上がったストーリーの中にも、歌詞を理解するヒントが沢山転がっていると思います。

歌い方のテクニックも大切な事ではありますが、根本的な土台部分は歌詞を理解することです。

ちなみに表現力が高いことで有名な人物としては、

・美空ひばりさん
・中島みゆきさん
・吉田美和さん(ドリカム)
・井上陽水
・桜井和寿
・藤原元央(BUMP OF CHICKEN)

がよく挙げられます。

彼らの歌い方を参考にし、表現力を鍛えていきましょう。

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