弾き語りをレコーディングする時は自宅?それともスタジオ?今回はレコーディングを行う際に自宅で行う場合とスタジオで行う場合のそれぞれのメリット・デメリットをお伝えしていきます。
また、レコーディングに必要な機材や手順も解説しているのでこれからレコーディングをする場合は今回ご紹介する機材や手順を参考にクオリティーの高いレコーディングを作成していきましょう。
1. 弾き語りをレコーディングする方法
弾き語りをレコーディングする方法は大きく分けて2種類あります。
1つ目は自分でレコーディングをする方法そしてもう1つがスタジオを利用する方法です。
どちらの方法であってもメリット・デメリットがあるのでそれぞれ詳しく解説していきます。
1-1. 自分で録音機材を揃えてレコーディングする
・メリット
自宅でレコーディングをするメリットとしては、
・手軽に行える
・無料で出来る
この2つです。
スタジオでレコーディングを行う場合予め予定を決めてからスタジオに向かいレコーディングを行うことになります。
一方、自宅の場合は 「よし、レコーディングしよう!」という気持ちになった時に手軽にレコーディングが行えます。
この手軽さは自宅ならではです。
さらに自分でレコーディングする場合基本的にお金はかかりません。
機材が揃っていないのであれば購入する必要がありますが既に揃っているのであれば一切お金をかけることなくレコーディングが行えます。
・デメリット
自分でレコーディングを行う際のデメリットとしては『クオリティーの低さ』です。
慣れてくれば改善するとは思いますがやはりスタジオと比べると完成度合いが違ってきます。
レコーディングスキルを高めていきスタジオと遜色ないレベルに到達するかスタジオで確実に質の高いレコーディングを行うか。
この辺りがどちらを選ぶかの分かれ道と言えます。
1-2. レコーディングスタジオを利用する
・メリット
レコーディングスタジオを利用するメリットとしては
・高品質
・専門家のサポート
・機材の貸出がある
この3つです。
基本的にスタジオにはレコーディングをするための条件が全て揃っています。
必要な機材から専門家のサポートなど確実に高品質のレコーディングが可能です。
万が一、楽器を忘れても貸出もあるので安心です。
・デメリット
デメリットとしては
・手間
・料金
この2つです。
スタジオでレコーディングを行うには事前に予約が必要です。
当然、他の利用者もいるので希望通りの日にちにレコーディングが行えないということもあり得ます。
自分1人で行うのであれば自宅でパッと気分が乗った時にレコーディングが出来ますがスタジオの場合はそういう事は出来ません。
また、場所を借りたり専門家のサポートが付くため料金が発生します。
何度もレコーディングを行うとその度に利用料がかかってくるのでこの辺りは注意しておきたいです。
2. 自分で弾き語りをレコーディングする方法
自分で弾き語りをする際のレコーディング方法を紹介します。
2-1. レコーディングに必要な録音機材
まずは必要機材についてです。
弾き語りをする際に一番のハードルはココだと思います。
必要機材はそれなりに多く金額も決して安くありません。
初めはスマホなどで簡易的なレコーディングもアリなのですが今後も継続してレコーディングを行うつもりであれば機材は揃えてましょう。
必要な機材は、
・レコーディング用パソコン
・オーディオインターフェース
・録音ソフト
・コンデンサマイク
・マイクケーブル
・マイクスタンド
この6つです。
他にも細かい機材はありますがまず揃えておくべきはこの7つです。
それぞれの機材について詳しく解説していきます。
・レコーディング用パソコン
レコーディングには専用のパソコンが必要です。
あまり古いパソコンだと録音した後に編集しようとしても画面が固まったり閉じてしまったりと何かと不具合が発生しやすいです。
レコーディングを行うのであれば
・CPU:2.6GHz以上
・HDDの空き:100GB以上
・SSD搭載
・メインメモリ:4GB以上
このあたりの能力はほしいです。
オススメのレコーディング用パソコンは
ただ、10万円ほどする機材なので「ちょっと自分には…」という場合は、ひとまず現在のパソコンで編集を行い将来的にはレコーディング専用のパソコンを1台持つようにしましょう。
・オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとはマイクの音を録音しその音をパソコンに送るという架け橋のような存在です。
この機材はレコーディングには欠かせない重要アイテムです。
オーディオインターフェースは様々なタイプが販売されていて価格もピンキリです。
弾き語り用であればそこまで高度なスペックは不要なので
・ファンタム電源搭載
・解像度 24bit/92kHz以上
・Mac/Win両対応
・USB接続
・マイク入力2チャンネル以上
・価格3万円未満
この辺りの条件で探してみると良いかと思います。
オススメとしては
・ZOOM(ズーム)
・FOCUSRITE(フォーカスライト)
・STEINBERG (スタインバーグ)
この辺りであれば品質も高く料金も抑えられるかと思います。
・録音ソフト
続いて録音ソフトです。
録音ソフトはCubaseが王道と言われていて多くの方が利用しています。
レコーディング用のパソコンと同時にこちらの録音ソフトも揃えておきましょう。
初めの内は無料の動画編集ソフトでも質は下がりますが作成する事が出来るのでそこから取り組むのもアリです。
・コンデンサマイク
弾き語りの場合はライブなどで使われるダイナミックマイクよりも音を拾いやすいコンデンサマイクを使う方が圧倒的に多いです。
オススメはこちらです。
動画サイトで『歌ってみた』などでよく使われているところを目にするマイクです。
価格も比較的抑えめなので1つ用意しておきましょう。
・マイクケーブル
マイクケーブルに関しては長さが2Mほどあれば問題ありません。
こういったケーブルがオススメです。
・マイクスタンド
マイクスタンドは長持ちするようにある程度有名なメーカーの商品を持っておくことをオススメします。
K&Mはオススメのメーカーです。
ただ、このあたりは直接音質には響かない機材なので既にスタンドがある場合はそちらを利用する形で問題ありません。
2-2. レコーディングの手順
レコーディングの手順としては
・それぞれの機器を接続する
・歌の録音
・楽器の録音
・映像を撮る
・音の編集(歌と楽器をミックスする)
・動画編集ソフトで音と映像をあわせるです。
歌と楽器を同時に録る一発撮りという方法もありますが音質を高めたいのであれば別々に録音する事をオススメします。
音を録音し演奏している場面を録画し動画編集ソフトで繋ぎ合わせる。
というのが一般的な方法です。
動画が完成したら後はサイトにアップロードしたり字幕を付けたい場合は編集で付けるなどしてアレンジを加えましょう。
3. レコーディングスタジオで弾き語りを録音する方法
3-1. レコーディングスタジオの料金
スタジオを利用する場合、場所によって異なりますが8000円〜15000円前後が相場です。
レコーディングが一度だけであればお手頃かもしれませんが何度も行う予定なのであれば少々金銭的な負担が大きくなりそうです。
3-2. レコーディングスタジオの利用方法
スタジオの利用方法に関してはまずは利用するスタジオに連絡し予約を行いましょう。
後は予約した日時にスタジオに向かえばスタッフの方が対応してもらえるので安心してレコーディングが行えます。
3-3. レコーディングスタジオの選び方
スタジオによってバンド専門であったりギターやピアノの弾き語りなどそれぞれのスタジオで得意としている分野が異なります。
スタジオのサイトをチェックするとあなたが行いたいレコーディングがしっかりと行えるスタジオなのかどうか判断することが出来ます。
不安な場合はスタジオに連絡し相談してみるのがオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
弾き語りをレコーディングする場合自分で行う方法とスタジオで行う方法、2つのやり方があります。
どちらもメリット・デメリットがあるのであなたの状況に合わせて使い分けるのが良いのではないかと思います。
例えば、弾き語り動画をYouTubeなどに投稿していくのであれば今後もレコーディングする回数が多くなると思うので、金銭的な面や手軽さを考慮し自分でレコーディングをしたほうが楽ですし、オーディション用のデモ音源など1回だけレコーディングがしたい場合は、スタジオを利用する方が音質の良い音源を作成することが出来ます。
場面ごとで使い分けることでそれぞれのメリットが活きてくると思います。