路上ライブと言えば、駅や広場、公園などで不特定多数の人に向かって歌を歌うことを言います。

あなたの住む街や最寄り駅、観光地などで目にした事のある方は多いと思います!

路上ライブは、マイクを通して歌う人もいれば、アカペラで歌う人も、楽器を使う人もいますよね。

よく見かける路上ライブと言えば、スタンドマイクを立ててその前でギターを持ちながら歌うものが多いなと感じられます。

その多くがお金を入れる箱やギターケースなどを置いてあるのですが、一体路上ライブとはどのくらい稼げるものなのでしょうか?

今回は路上ライブがどのくらい稼げるのかを説明していこうと思います!

1.路上ライブは稼げるのか?

路上ライブを聴いてて”あぁこの人の歌は上手いな”と思ってふとギターケースや、お金箱を見てみると結構お金が入ってる!なんて事ありませんか?

やはり、上手な人はそれなりに人が集まり、お金を置いていく人が多い傾向にあります。

それでは路上ライブでどのくらいのお金が集まるものなのでしょうか?

まず、路上ライブでお金を稼ぐ方法としては2パターンあります。

パターン

①演奏・歌唱で稼ぐ

これは、路上で楽器を使っての演奏や、歌を歌ってお金を稼ぐ方法です。

最近では路上ライブに居合わせた人が感動してSNSに投稿したところ人気者となって、全国から呼ばれるまでに成長された方もいらっしゃいます。

路上ライブと聞くと、ギターを持ちシングルまたはユニットで歌っているものが多く感じられますが、実はSNSで人気になった人は楽器演奏者が多かったりします。

ギターを用いて路上ライブする人は大体がギターケースを前に起き「いいと思ったらお金を入れてください!」などの紙を貼ってお金を集めます。

楽器を使わずに路上ライブする人は多くが、手作りの箱などを用意しています。

②CDの販売

路上ライブをする人の半数が、CDの販売を行っています。

その多くが楽譜の裏やホワイトボードなどに「CD販売中!」などと書いて売り込みし、路上ライブで立ち止まり聴いてくれた人へ曲の最後などに宣伝します。

値段は¥500~3000と幅が広く、収録されている曲数によって変化します。

最近では”CDの制作は自分で”という方も増えており、低コストで作成することにより負担を減らしているようです。

稼ぐ金額

弾き語りを行う人の1日あたりの稼ぎは大体¥0~¥1000と言ったところでしょう。

CDの販売をしている人は1日1枚売れたらラッキーです。

しかし路上ライブでの稼ぎは、地域や場所、時期、時間帯、天候などが大きく関係してきます。

例えば東京の新宿駅付近で路上ライブをするのと地方の人が全然いない駅で路上ライブをするのとでは稼ぎは大きく異なります。

また、人口が多く、人の通りも激しい場所であっても朝の通勤時間や雨の降っている日では、まず立ち止まってくれる人はいません。

つまり、金・土・日の日中や夜にかけての時間帯が1番ベストだと言えます。

また、真夏や真冬よりは、春や秋など屋外で活動しやすい時期が好ましいでしょう。

しかし、1日で10万円以上稼いだ人もいれば0円しか稼げない人もいます。

実力と環境、そして運が大きく関係する「路上ライブ」ですが、また体力や根気、メンタルも必要となる大変なものなんです。

2.稼ぐことを目的に路上ライブをしない理由

路上ライブに憧れる人の中には、

たくさんの人に見て聴いて貰いたい!
稼ぎたい!
スカウトを待っている!
CDを売り込みたい!
趣味の一環。

など様々な人がいます。

しかし、先程も少しご説明した通り路上ライブというのは「稼ぐ」手段としては向いていないと考える方が良いでしょう。

何故ならアルバイトや正社員とは違い安定した収入は得られないからです。

場合によっては1円も稼げない日も存在します。

また、路上ライブで立ち止まり聴いてくれる人たちも、必ずお金を置いていってくれる訳ではありません。

お金を入れてくれる人の中には1000円札を入れる人もいますがかなり稀だと言うことを頭に入れておくと良いでしょう。

路上ライブ経験者の多くは「10円や100円玉ばかりでお札を入れてくれる人はレア」と話します。

もちろん、時間帯を考え、確実に人の多い場所で毎日路上ライブをすればそれなりに稼げるかも知れませんが、やはりそれも確実とはいえません。

道が狭い場所を選べば通行人の妨げとなったり、人が集まりにくくなるために効率は悪くなります。

人が立ち止まりやすい場所で行うのがベストでしょう!

しかし、場所によっては場所代を取られる場合もあるので注意しましょう。

また、路上ライブをする際は時間帯や許可が必要となりますので必ず下調べをしましょう。

3.路上ライブは将来稼ぐための一つの手段

路上ライブを稼ぐ手段にしない方が良いという話が出ましたが、デメリットばかりではないんです。

確かに稼ぐには効率が悪く、一か八かみたいな所もあるために路上ライブだけで生きていくのは難しいと言えるでしょう。

しかし、路上ライブで目に留まりスカウトされてデビューした人や、路上ライブでSNSに掲載され人気の出た人も多数いらっしゃいます。

つまり、路上ライブはその場所で居合わせた人だけが見聞きできますが、路上ライブで有名になればイベントなどに呼ばれる事もあります。

路上ライブで稼ぐよりイベントの出演料の方がはるかに稼げますよね!

また路上ライブで稼ぐ人は、多くがSNSやブログ、ホームページにて路上ライブのスケジュールを告知しています。

ランダムな時間に路上ライブを行うより、スケジュールを決め、掲載することでファンの獲得にも繋がるわけです!

SNSでファンができれば、拡散され知名度は高くなり、路上ライブへ足を運ぶ人も増えます。

また、路上ライブを考えている人は一定の場所で行うのではなく様々な場所で行うと良いでしょう。

また、CDの販売と共に、SNSやブログの紹介をするのも効果的です。

路上ライブから有名になった歌手やグループは本当にたくさん存在します。

もちろん有名になった方達も口を揃えて「当時は全然稼げなかった」といいます。

つまり、名前を広める、スカウトされる点においては効果的ですがお金を稼ぐ方法となると難しいようです。

もしあなたが路上ライブを考えているのであれば、”稼ぐ”ではなく”広める”ということを頭に置いておくと良いでしょう。

まとめ

今回は路上ライブについてご紹介させて頂きました!

みなさんも一度は路上ライブを目にしたことがあるかと思いますが、どのようなイメージをお持ちになりましたか?

人が集まっていれば、自分も気になり「少し聴いていこうかな」となりますが誰も聴いていない路上ライブだと通り過ぎてしまう方が多いのでは無いでしょうか?

「少し聴いていこうかな」と思って貰うにはもちろん、技術や実力が必要ですが、なんと言っても「運」が作用します。

昨日は大人気だったのに今日は誰も集まらない、なんて事もしょっちゅうです。

なんと言っても、”路上ライブ”というのはかなりメンタルが削られる活動なんです。

稼ぐ手段にするには不向きではありますが、知名度を高めるにはかなり有効な手段と言えます。

路上ライブを考えている方は是非、そのことを頭に入れて活動しましょう!

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