歌手になりたいと思っている人は多くいるのではないでしょうか。
歌手になるための方法はいくつもあります。
代表的なものと言えば、事務所などが開催しているオーディションに参加したり、バンドなどであれば小さいライブハウスなどでライブに参加するのも1つの手段ではないでしょうか。
しかし、これらの方法は、今すぐにできるものではありませんし、いろいろとタイミングが重ならなければ難しいと言えます。
そこで、今すぐにできる方法と言えば、「路上ライブ」です。路上ライブであれば、やりたいと思ったら今すぐにでもできます。
もっとも、せっかく路上ライブをするのであれば、お客さんが集まりやすい場所、歩いている人が立ち止まってくれやすいところでやりたいと思うのが普通でしょう。
しかし、初めて路上ライブをするときは、どこがそんな場所なのか分からないですよね。
そこで今回は、路上ライブができる場所や、路上ライブにおすすめのスポットをいくつか紹介していきます。
1.路上ライブができる場所とは?
さて、まずは路上ライブをすることができる場所について見ていきます。
みなさんの家から近いところや、バンドのメンバーが集まりやすい場所を選んでみてください。
駅
路上ライブと言ってイメージするのは、やはり「駅」ではないでしょうか。
「路上ライブ=駅」くらいに思っている人も多いでしょう。
仕事や学校からの帰りに、大きな駅で路上ライブをしている人を見かけることもあります。
なぜ路上ライブに駅が適しているかというと、やはり人通りが多いというところが一番です。
通る人全員に足を止めてもらうというのは難しいので、人が多いところで路上ライブをやって、とにかく多くの人に聞いてもらうということが重要になります。
駅で路上ライブをするときの注意点は、駅の出入り口に近すぎるところではやらないということです。
出入り口に近いところの方が人通りが多いのは分かりますが、やはり邪魔になってしまい、人が立ち止まってくれません。
出入り口から少し離れたところで演奏するのがベストです。
また、駅で路上ライブをするときに「許可は必要?」ということを気にするかと思いますが、厳密に言うと許可が必要です。
しかし、人の邪魔にならないところでやっている分には黙認されているのが現状です。
もし、警察の人に「やめなさい」と言われたらすぐにやめましょう。
そうすれば特にお咎めもありません。
公園
次におすすめするのは、「公園」での路上ライブです。
公園であればある程度人も集まりやすいですし、集まっていてもそれほど迷惑になるということはありません。
休日に大きな公園に行ってみると、モニュメントの下などで路上ライブをしている人を多く見かけます。
しかし、公園で路上ライブをする際にも注意点がいくつかあります。
まず、あまり小さい公園で路上ライブをするのはやめましょう。
小さな公園では人が集まりにくいですし、集まってしまった場合、周りの人に迷惑をかけます。
公園には小さなお子さんが来ていることもありますので、「多くの人が利用する場所」ということを忘れてはいけません。
また、住宅街にある公園でも路上ライブは行ってはいけません。
先ほど、路上ライブは許可を取らなければいけないけれど、黙認されているという話をしましたが、住宅街にある公園でライブを行って周りに通報されたら、すぐに警察が来ます。
「周りに迷惑をかけなければ黙認」ということですので、迷惑がかかる場所での路上ライブは絶対やめましょう。
もう1つ気をつけたいのは、時間帯です。
駅での路上ライブでは、帰り際など、どちらかというと夜に路上ライブを行っているイメージがありますが、公園で路上ライブを行うのであれば昼間にしましょう。
まず、夜に公園に来る人はそれほど多くありません。
そのため、単純に効率が悪いというのもあります。
また、夜は音が響きますので、駅のような音であふれかえっている場所ならまだしも、公園で夜に路上ライブを行うのは控えましょう。
2.都内にある路上ライブができる場所<駅>
ここからは、実際に都内で路上ライブが行われている場所、おすすめのスポットについて紹介していきます。
ただし、大前提として理解しておいていただきたいのは、安心して路上ライブを行いたいのであれば、許可をしっかりと取るということです。
黙認してくれるところもあれば、すぐに警察が注意に来る場所もあります。
本気で路上ライブをしたいのであれば、許可を取って行うようにしましょう。
また、東京では「ヘブンアーティスト制度」というものを採用しています。
ヘブンアーティスト制度とは、東京都が採用しているもので、都が開催しているオーディションに参加し、それに合格すると、都が定めた場所で路上ライブを行っても良いという権利を得るものです。
これに合格すれば、もちろん警察に怒られる心配もないですし、路上ライブの宣伝を東京都が行ってくれるというメリットまであります。
自分の歌声や演奏に自信がある方は、ぜひ一度応募してみてはいかがでしょうか。
まずは、都内の駅で路上ライブができる場所を紹介します。
最初に紹介する路上ライブができる駅は、「新宿駅」です。
特に「新宿駅南口」では、毎日のように誰かが路上ライブを行っています。
新宿駅と言えば、世界でも有数のターミナル駅ですし、人通りはもちろん多いです。
また、新宿駅には、数多くの企業があり、その中には音楽に携わっている企業も少なくありません。
そんな新宿駅で演奏していれば、いつかは誰かの目に留まるのは、との思いから、多くの人が毎日路上ライブを開催しています。
雰囲気が気になるという方は、ぜひ一度見に行ってみてください。
次におすすめする駅は、「新橋駅」です。
新橋は「サラリーマンの街」と言われているほど、多くのサラリーマンが通勤に利用しています。
そのため、男性に好まれそうな歌を歌う人や、男性のバンドなどは新橋で路上ライブをしてみると、足を止めてくれる人がいるかもしれません。
最後におすすめする駅は、「品川駅」です。
品川駅は、そのアクセスのしやすさもあってか、女性のバンドを多く見かけることがあります。
最近は、女性バンドも増えており、女性の方でも路上ライブをしたいと思う人がいるかと思います。
そんなときは品川駅に行ってみてはいかがでしょうか。
3.都内にある路上ライブができる場所<公園>
次は、都内で路上ライブをすることができる公園について紹介しますが、先ほど説明したように、公園であっても基本的には許可を取ってから路上ライブをするようにしてください。
警察に注意された場合は速やかに片づけましょう。
最初におすすめする公演は、「井の頭公園」です。
井の頭公園には、「アートマーケッツ」という場所があり、「アートキャスト」に登録するだけで合法的に演奏を行うことができます。
こちらは、1年に1回しか申し込みができないという問題はありますが、審査に通れば年会費12000円を払うだけで合法的に路上ライブを行うことができるのでおすすめです。
詳しくは、「井の頭公園アートマーケッツ」で検索してみてください。
次におすすめする公演は、「代々木公園」です。代々木公園と言えば、東京でトップクラスに大きい公園ですが、休日などに行ってみると、誰かしらが路上ライブを開いています。
うまい人はすで噂になっており、人だかりができていることも少なくありません。
代々木公園であれば、少しくらい人だかりができても、それほど多くの人に迷惑をかけるということもないので、安心して路上ライブを行うことができます。
また、ランニングやジョギングをしている人も多いので、バックミュージックとして心地よいと言っている人もいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
都内にはいくつか路上ライブをできる場所があります。
しかし、基本はしっかりと許可を取って行いましょう。
安心して歌い続けられた方が、多くの人が立ち止まってくれます。