これから歌手として活動をしていこうと考えた時に、路上ライブを行うという選択肢は、誰もが思い浮かべることでしょう。

しかし、折角路上ライブをしたとしても、自分のことを良いと思ってくれるファンができてこその活動です。

厳しい様ですが、路上ライブを行ったとしても、誰も見向きもしていないような活動では、それは歌っていないのと同じなのです。

自分の作ったメロディー、自分の作った歌詞、自分の歌声。

あなたは何かしらの気持ちや作品を届けたいと思っていることでしょう。

それを届けるためにも、本来のあなたの良さを知ってもらうためにも、技術を磨くことは当たり前の事として、それ以外にも機材にこだわるということを大切にしてほしいと思っています。

単純に趣味として歌いたいだけならば、機材にこだわる必要はないですし、ファンを作る必要もありません。

しかしこれからプロとして、少なくとも誰かの心を動かすような活動をしたいのであれば、機材には是非こだわってほしいと思っています。

1.路上ライブにギターアンプは必要なの?

路上ライブで重要なことが、2つあります。

それは、

・場所選び
・音作り

です。

この2つが変わってくると、あなたのアーティストとしての活動を大きく変えることになり、長期的に見た場合には、人生を変えるものになってくるはずです。

では、1つずつ見て行きましょう。

1-1.場所選び

場所の選び方を間違えると、あなたの歌は本来の魅力をお客さんに届かせることができません。

人間は、五感によって様々な情報を得ています。

この全てを整えることで、本来のあなたの魅力が100%伝わるのです。

例えば視覚。

視覚は情報の中でも非常に重要なものになってきます。

そのため、歌に集中して欲しいのであれば、それ以外の邪魔なものを視界に入れないことがベストです。

そのため、できれば大きな壁を背にすることができるような場所であったり、周りに気をひくような施設や映像の流れているビジョンなどがないような場所を選びたいものです。

そして嗅覚。

嗅覚も聞いている人の記憶に直結するような作用がありますから、変な匂いのするところで路上ライブをしてしまうと、その印象が悪いものになる可能性もあります。

さらに、食べ物屋の近くなどを選んでしまうと、ほかのことに気がいってしまう可能性もありますので、注意が必要です。

そして味覚と触覚。

これに関しては路上ライブではあまり影響してこないところかと思いますので特に場所選びには関係してこないでしょう。

一番大切な聴覚についてですが、これを最大限に活かすことができるためにも、アンプが必要になってくるのです。

1-2.音作り

そして、アーティストとして非常に重要になってくるのはこの音の作り方になります。

どれだけきれいな音を演奏しても、それが実際に聞いている人の耳に入るときにきれいに聞こえなくては、意味がありません。

町中の音にかき消されたり、他の路上ライブをしている人の音と混ざってしまわないくらいにしっかりと相手の耳に届くような準備が必要なのです。

2.路上ライブにおけるギターの音はアンプで変わる!

音というのは、波長です。

昔理科の実験などで見たことがあるかもしれませんが、波長は他の波長に影響を与え合うことが知られています。

例えば水の中に石を落とします。

すると落とした石を中心に波が起こります。

そして、それとは少し離れたところからもう1つ石を落とします。

この2つの石の間では、お互いの波がぶつかって弱くなったり、消えたりします。

これは水だからというわけではなく、音に関しても言えることなのです。

街中には、非常に多くの音があります。

人の歩く足音や、話し声、車のエンジン音に電車の音。

こう言った様々な音がある中で、自分の奏でる音を正確に相手に伝えるには、アンプは不可欠なものになります。

3.路上ライブ向けにおすすめなギターアンプ

個人的にもオススメのアンプは、「Cube Street」という商品です。

路上ライブをしている人の動画などを見てみるとわかるかと思いますが、これを使っている人が非常に多いです。

その特徴としては、単三電池6本で最大15時間の利用が可能な省エネ仕様に加えて、ギターだけではなく他の楽器を接続できることにあります。

さらに、マイク入力も可能ですので、弾き語りをしたい場合にも利用できます。

3万円台で購入することができ、その音の良さや機能の充実性が非常に評価されています。

アンプの電源は、電池駆動とAC駆動の2種類がありますが、外で活動を行う路上ライブでは、電池で動くものの方が最適です。

電源がどこにでもあるとは限りませんし、仮にあったとしてもノイズが入りやすい状態になってしまいます。

電池駆動の場合、もしも急に電池がなくなってもコンビニに買いに走れば良いのですから。

同時入力は3つまで可能ですので、「音源+ギター+ボーカル」という使い方が出来ます。

もしもマイクが同時に2つ必要であれば、同じシリーズのEXという商品もお勧めですが、5万円台と少し値が張るので、できることならCUBE Streetでいきたいところです。

商品レビューも非常に高く、どのサイトでも星5つの内、4つか5つの評価ばかりです。

特にストリートでの使用に対するレビューも多く、音圧が大きく持ち運びにも便利、各種エフェクトも充実しているため、多くの人に愛用されています。

低音が出にくいアンプも存在するようですが、このCUBE Streetは、アンプの中でもかなり低音が綺麗に出るタイプです。

音量を知るための数値としてW数を見るかと思いますが、このアンプに関しては、5Wの割にかなり大きいと高評価を得ています。

室内での利用であれば、最大音量の半分でも充分なくらいに音が出ます。

そして、5Wにすることで消費電力を極限まで少なくした結果は、全体の重量にも影響してきます。

路上ライブの際には、どうしても移動が辛くなるものですが、このCUBE Streetは、重さが5.2キロですので、持ち運びやすさもかなりのものです。

まとめ

今回は、路上ライブで使用するためのアンプについて見てきました。

自分の納得のいく音を作り上げ、それを実際に観客に聞いてもらうことは、アーティストとしての第一歩です。

部屋の中でいくら考えていても、実際に人前で歌って見ることとの間には大きな差があります。

まずは小さく始めてみること。

そして、できれば実際に聞いている人から、感想などを聞いていきたいところですね。

聴衆の意見を丸ごと聞く必要はありませんが、少なくともこれまでに気付かなかった視点をくれることも非常に多いものです。

そういった意見がもらえる事は、部屋に引きこもってずっと練習していては出来ない貴重な体験です。

また、人前で歌う事に慣れてくると、パフォーマンスなど、ワンランク上のアーティストとしての感覚が手に入る事でしょう。

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