最近の歌は特に高音部分が曲にたくさん入っているものが多く、カラオケなどで歌う時などになかなか上手く歌えないと言う人も実際に多くいます。

さらに歌の上手い下手は高音の出し方などでもわかるので、オーディションやボイストレーニングを受けている人ならば気をつけているという人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな歌を歌う時に難易度の高い、高音の出し方や具体的な練習方法を紹介していきます。

1. 高音が出ない人の練習方法

高音の歌を歌いたいのに声が裏返ったりして恥ずかしい思いをしたりしたことはないでしょうか。

一見難しい高音の出し方ですが、いくつかのポイントに気をつけることで高音を難なく出せるようになってきます。

まずは高音の正しい出し方について説明しましょう。

歌の基本として高音を出すためには腹式呼吸が出来なくてはいけません。

腹式呼吸というのは普段生活している時に呼吸をしている肺呼吸ではなく、お腹の少し下の丹と呼ばれる部分に力を入れながら呼吸することです。

腹式呼吸をマスターすることで息が長く続くようになったり、大きな声が出るようになって、遠くまで歌声を響かせるようになります。

腹式呼吸は最初は寝転がって腹筋をするように少し足をあげながら歌うようにすると感覚をつかみやすいのでおススメです。

基礎ができてないうちは応用もできません。

高音が出ない人ほど無理やり高音を出そうと練習しすぎて無理に裏声を出したり、叫んでみたりして喉を痛めてしまいます。

高音を出すというのは喉に負担がかかりやすく、最悪の場合はポリープができてしまうということもあるのでゆっくりですが確実に基礎から学んだ方がいいでしょう。

また最初に自分の音域を知っておく必要があります。

自分の音域というのは基本的に普段話している時の声の高さによるので、普段出している声の高さがどれくらいなのか録音して確認してみるのもおススメです。

自分の地声の音域がわかるようになったら最初のうちはその音域を確実に響かせられるように無理のない歌をチョイスして練習しましょう。

歌もスポーツや勉強と同じように基礎ができていなければ応用はできません。

どんなに上手い人も最初は誰かの真似から入って、徐々に自分流にアレンジしたり応用に移っていることを理解しましょう。

基礎がだいぶできるようになってきたら少し意識して普段会話する時の声を高くしてみましょう。

そうすることで勝手に高音が出るようになってきます。

また高音を意識的に練習したい場合は自分の頭に高音が響くように意識しながら腹式呼吸を使った状態で「あー」と高音を出します。

あくまで力まずリラックスした状態で出すことがポイントです。

最初は裏返ってしまったり感覚がつかめない人もいるかもしれませんが、続けることで高音が出るようになります。

また、手で音階をイメージして高音を出すときに上に上げたりしてもイメージしやすいのでいいかもしれません。

2. 歌で高音を出すための3つの練習テクニック

ここまでは高音を出すための初歩的な事を紹介しました。

歌がもともと上手い人やカラオケなどで歌い慣れている人であれば自然にできていたという人も少なくないでしょう。

しかし、高音を出すにもさらなるテクニックがあります。

これから紹介する3つのテクニックを試すことでよりきれいに高音を出せるようになるので試してみてください。

高音を出すための3つのテクニックその1「腹式呼吸で一定量を吐き出す」

まず一つ目のテクニックは息の吐き方です。

高音を出す時は、風船を膨らませるような感覚で、先ほど少し紹介した腹式呼吸を使います。

高音を出す時は普段より少し大きめの声を出した方が出やすいです。

そのためにはしっかりと息を少しづつ出す必要があり、腹式呼吸が有効になります。

なので、実際にその呼吸をマスターするために風船を買ってきて一気に膨らませるように練習するのも有効です。

高音を出すための3つのテクニックその2「声を鼻から出す」

次に紹介する高音を出すためのテクニックは声の出し方です。

高音を出す時に頑張って高音を出そうとしてキーキー声になってしまう人は多くいます。

しかし、それは喉を枯らしやすく喉を閉じて歌っているだけなので意味がありません。

上級者であればあえて喉を閉じて歌うというテクニックも必要ですが、初心者は喉を開いて声を鼻でも響かせるようにするのがおススメです。

喉を開くというのはあくびをしたときのようにのどちんこの奥の部分が開いている状態です。

喉を開くことで管楽器などのように体の中の空洞が大きくなるので、より歌声が響くようになります。

またこの時に声を鼻から出すような感覚を持つとより上手くいきます。

一見声を鼻から出すと言うと不思議な感じがしますが、鼻歌もいわゆる声を鼻から出すようなものです。

鼻に音を響かせると思うとわかりやすいかもしれません。

高音を出すための3つのテクニックその3「口角を上げる」

最後に紹介する高音を出すためのテクニックとして口の開け方についてです。

高音を出す時に声の出し方や意識の仕方は気をつけやすいですが、意外と口の開け方というのは意識していない人も多いです。

高音を出すときはなるべく口角を上げて、口をすこし横に広げることで高音が出しやすくなります。

また姿勢が悪かったり下を向いていると高音は出しにくいのでカラオケなどで高音の歌を歌うときは立って上を向いて口角を上げて歌うと高音が出しやすくなるでしょう。

また直前に大笑いすることで体の力も抜けますし、口が大きく開くようになるのでおススメです。

自信がないからといって小さな声で歌ったり、口を上げないと高音は出ないので気をつけましょう。

ここまでは高音を出すための最初に覚えておく高音の出し方と高音を出す時に役に立つテクニックを紹介しました。

では具体的に高音を出す為に練習するには何をすればいいのでしょうか。

3. 高音をスムーズに歌う練習方法

ここまで紹介したことに気をつけて歌を歌うだけでも高音を出すための練習にはなりますが、もっと効率的かつスムーズに高音を出して歌えるようになる練習方法もあるので紹介しておきます。

それはリップロールという練習方法です。

リップロールはプロやボイストレーニングでも行うような有名なものでやり方も簡単です。

リップロールをすることで、息が長く続くようになったり、音程を取りやすくなるため歌を歌う時の準備運動としても最適です。

さらに体の無駄な力をなくすこともできるので、できるならば毎日数分でもやりましょう。

リップロールのやり方は息を吐きながら唇をぶるぶると震わせるだけです。

子供の時などに無意識にやってみたりしたことはないでしょうか。

一見ふざけているようにみえますがこのリップロールはすごく効果的なので騙されたと思って続けてみましょう。

このリップロールは高音になればなるほど続けるのが難しくなるので、いかに長くそして高い音でやれるか徐々に上げていきましょう。

まとめ

今回は高音の出し方やスムーズに高音を出すためのテクニック、練習方法を紹介しました。

高音をスムーズに出せるようになると歌のレパートリーもかなり増えますし、歌が上手く聞こえます。

しかし、慣れないで無理して出すと喉を痛める直接の原因になるので基礎練習をしっかりと行いマスターしていきましょう。

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