歌の練習方法も大事ですが、歌を歌う時間や練習量、さらには練習頻度も重要です。

歌の練習はたくさんやった方がいいようにも感じますが、はたして本当にあっているのでしょうか。

もしかしたら効率的な歌の練習頻度や一回の練習時間があるのかもしれません。

今回はそんな歌の練習をするのに一番いい頻度や一回の歌の練習量はどれくらいなのか紹介していきます。

1. 歌の練習頻度はどのくらい?

歌の練習頻度というのは人によってそれぞれでしょう。

例えば目指しているものやその人のレベルによっても違ってくると思います。

また歌う曲の種類によっても大きく異なるでしょう。

歌の練習をするためにボイストレーニングに通っている人であれば、週に3~4回練習している人もいれば家で週に1回だけ練習する人もいるでしょう。

さらに一日に何度も何時間も練習する人もいれば、少しやって止める人もいるのではないでしょうか。

歌を歌う時に喉を開いていない人というのは喉に負担がかかりやすいため、非常につかれやすくなってしまいます。

そのため喉を開いて歌っているかどうかというのも重要です。

歌の練習頻度という観点で言うと平均的に言えば週に2、3日という人が一般的なようです。

2. 歌の練習に効果的な練習量と頻度

歌の練習をがむしゃらにやりたい人と適度に休みながらやる人で練習方法ははっきり分かれることでしょう。

しかし実際に歌の練習において効果的な練習量と頻度というのはどの程度なのでしょうか。

これは広瀬香美さんのブログにて歌の練習量と頻度の目安や効率的に練習するためのルールが紹介されていました。

広瀬香美さんといえば、知らない人がいないほどの有名な歌手でヒット曲も何曲も持っています。

広瀬香美さんは高い声と元気でハリのある感じの歌声が特徴で「ロマンスの神様」などが代表曲と言えるでしょう。

そんな広瀬香美さんはその歌唱力を活かしてボイストレーニングのスクールを行っています。

そしてそのボイストレーニングスクール広瀬香美音楽学校には、広瀬香美クラスという特別なクラスがあるそうです。

そういった特別なボイストレーニングに通っている人たちですから、レッスンの前にもたくさん練習をする生徒さん達はかなり多いようです。

しかし、広瀬香美さん自身は歌の練習をしすぎることはいけないことだとはっきり言っています。

まず歌の練習において気をつけるべき点として歌の練習は一日に一回だけだそうです。

例えば、朝に歌の練習をして、休憩した後にさらに午後になって歌の練習をする人も多いそうですが、実際はそれは効率的ではありません。

なぜならば歌の練習をするということは喉をかなり使うことでもあるので、何度もやると声の調子がおかしくなってしまうからです。

喉も当然体の一部なので筋肉の様なものです。

使ったら使っただけ傷ついてしまいます。

適度に使うことは練習として上手くなるために欠かせませんが、長時間やることで最悪の場合は喉にポリープができてしまったり、声が出ずらくなってしまいます。

例えばボクシングも同じようなものですが、プロのボクサーは基本的に3時間以上の練習はオーバーワークとみなされて、効率的にはよくないようです。

ボクシングはかなりハードな運動であることからもわかるように、練習しすぎると疲れが極限まできてしまい体に負担がかかって怪我をしてしまうようです。

このように歌も同じで、長時間の練習と一日に何度も練習するのは止めましょう。

また、人間というのは時間が決められていた方が集中できるようです。

人間の本当に集中できる時間はだいたい30分と言われています。

どんなに長くても50分程度。90分を超えると同じ事は集中して続けることができないそうです。

だからこそ学校の授業は45分や50分で区切られていて、大学でも最高90分の授業になっています。

このように人間の集中力は限られていることからも、だいたい45分程度で思いっきり集中して歌の練習をすることがおススメです。

あらかじめ時間が決まっていればここまでに上手くなろうと目標も立てやすいので効率が上がるでしょう。

一番やってはいけないのはだらだらとなんとなく歌の練習をして過ごすことです。

一見たくさん歌って、練習をしたように思えますが、この練習方法では効率が悪いうえに喉を痛めるだけになってしまいます。

最初は不安になることもあるでしょうが、思い切って短い時間に集中して一日一回だけの歌の練習に切り替えましょう。

次に効果的な歌の練習方法をするために守らなければいけないルールとして歌の練習は喉が枯れる寸前で止めることです。

ご飯を食べる時に腹八分目くらいが一番いいと言いますが、その感覚に近いと言えます。 スポーツなどでも全力を出し切るのが練習や試合で活きてくるとよく言われるので、歌の練習でもつい喉が枯れるまで練習してしまいがちです。

しかし、これは大きな間違いです。

喉が枯れる寸前で止めましょう。

喉が枯れる寸前というと人によって大きく違います。

例えば喉だけで歌っている場合は数曲で喉が枯れてしまいますし、喉を開けた状態で歌える人は何時間歌っても喉は枯れません。

ここがある意味ではプロと素人の差とも言えるかもしれません。

しかし、ここで焦って無理しても意味がありません。

喉も体の一部ですから筋肉と同じように毎日使うことでちょっとずつ強くなり、長く歌っても喉が枯れなくなってきます。

最初は30分くらいから初めて少しづつ歌える時間や練習量を増やしていってはどうでしょうか。

次に効率的な歌の練習をするための守らなければならないルールとして、朝 声が枯れていたら練習はしないということです。

身体というのは正直なもので、どこかが痛いと言うのは痛みで本人に危険信号を出しているということでもあります。

なので、朝の段階で喉が痛かったら歌の練習をするのは止めた方がいいでしょう。

風邪などでの体調不良が原因の時も、前日の歌の練習を頑張りすぎて喉を痛めた場合でも喉が痛かったら休むと言うのを守りましょう。

無理して歌ってもより喉を痛めて悪化させるだけです。

一刻も早く治して練習をした方が効率的です。

人間というのは体を壊してしまうのはあっという間ですが、体を治すのにはどうしても時間がかかってしまいます。

なので、日頃から毎日歌の練習をしたいのであれば体調管理を万全にし、喉のケアも徹底すると良いでしょう。

喉を冷やしすぎないようにしたり、あまり辛いものは控えると言うのも喉のケアには重要です。

また喉は乾燥が一番の天敵なので保湿をしましょう。

特に冬はすぐに乾燥してしまうので、部屋を加湿器で湿度の調整をしたり、お茶を飲むなどで対策をとると良いでしょう。

また、ハチミツや牛乳も喉のケアのために非常に効果的なのでなるべく食べるようにするといいかもしれません。

3. プロの歌の練習頻度は?

今までは効率的な歌の練習の量や練習頻度を紹介しました。

では実際に歌のプロはどれくらい練習しているのでしょうか。

プロもその日のスケジュールによって歌を歌う時間は違いますが、一般的に歌の練習で効率的かつ効果的だと言われている目安は2時間程度のようです。

毎日歌の練習をしている人の方が多いとは思いますが、人によってはもっと休んでいたり、時間が少ない人もいるようです。

意外と歌の練習は長時間やってはいけないということがわかりますね。

コンサートとかであればもっと長時間歌を歌うこともあるでしょうが、それは本番であり、仕事だからだとも言えるでしょう。

プロであればあるほどメリハリをしっかりして練習しています。

まとめ

今回は歌の練習の頻度や練習時間について紹介しました。

この記事を読んで、自分が練習しすぎていたと思った人も多いのではないでしょうか。

歌を歌うのもなかなかハードな作業と言えます。

全身を使って歌っても喉に負担はかかりますし、頑張りすぎて喉が枯れたり、ポリープができてはどうしようもありません。

いかに効率的かつ集中して練習できるかを考えて徐々に練習時間を伸ばしてはどうでしょうか。

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