ギターを習うなら教室に通う?それとも独学?
今回はギターを覚える時に、独学で覚えるべきか、それとも教室に通うべきか、それぞれのメリット・デメリットを具体的に解説していきます。
あなたがどちらを選択するのがベストなのかをチェックしてみて下さい。
1. ギターは独学よりも教室に通うべきか?
1-1. ギター初心者が独学でも弾けるようになるのか?
巷ではギター初心者が独学で弾けるようになるのはムリ!という声もありますが、独学であったとしても大丈夫です。
今の時代はネットで検索すればわからない事は簡単に調べることが出来ますし、YouTubeで検索すればギター上級者が解説している動画を無料で視聴することが出来ます。
もちろん教則本を手元に置いて練習することも出来ます。
非常に恵まれた環境ですので、たとえ初心者であったとしても独学で弾けるようになることは十分に可能なことです。
1-2. ギター教室で習うこととは?
教室に通うと担当講師があなたの演奏をチェックし、適切なアドバイスをくれます。
習う内容についてはレベルによってカリキュラムが変わるので、人それぞれ習う事は違います。
初心者の方であれば基本的なコードや持ち方、姿勢などから教わりますし、中級者や上級者の方であれば、より音に迫力を出す方法だったり感情を表現するテクニックを教わることとなります。
共通して言えることは、あなたが伸ばすべき部分を練習することが出来るということです。
足りない部分を鍛えることで、確実に演奏レベルは上達していきます。
2. ギターを独学で練習する方法
独学でギターを練習する事にはメリットもあればデメリットもあります。
どのようなメリットとデメリットがあるのか、具体的に解説していきます。
2-1. メリット
メリット1:スケジュール調整が自由
教室に通う場合だと、一般的にはレッスン日を予め決めておき、当日にキャンセルする場合はキャンセル料が請求されます。
独学であれば、スケジュールはあなたが自由に決められます。
そのため急な予定が入っても調整がやりやすいです。
メリット2:費用がかからない
独学の場合、必要な教材としては教則本などです。
後はネットで調べる事が出来るので特に必要ありません。
教室に通う場合であれば毎月のレッスン料がかかりますし、電車や車を利用する場合は交通費もかかります。
独学で練習することで、圧倒的に節約する事が出来ます。
2-2. デメリット
デメリット1:成長スピードが遅い
教室と独学の一番の違いは、成長スピードです。
教室の場合であれば、講師や周りの生徒から、あなたの演奏に対してのアドバイスを貰うことが出来ます。
独学の場合だと自分一人なので、演奏の時にやってしまっている無意識の癖などに気が付きにくいです。
そのため、教室に通うよりも上達スピードが遅くなりがちです。
デメリット2:挫折しやすい
練習をしていると、難しいコードや難易度の高い演奏方法を覚えようとしてもなかなか上手くいかない時があります。
教室に通っている場合であれば、どこでつまづいていて何を改善させれば上手く弾けるようになるのかを、講師が判断しアドバイスをくれます。
独学の場合だと、冷静に自分の状況を客観的に見る事が難しいので、壁に直面してしまうと中々乗り越える事が出来ません。
そのため、「もういいや」と諦めてしまうケースも多いです。
デメリットその3:怠けやすい
独学の特徴の一つとして、スケジュール管理を自分のさじ加減で簡単に調整できる点にあります。
ただ、逆にいえばいくらでもサボる事が出来る環境と言えます。
しっかりとした意思の力が無いと、少しずつ怠けてしまい、最終的には練習することを放棄してしまいます。
3. ギター教室の特徴
ギター教室に通う場合、いくつかの特徴があります。
その特徴について詳しく解説していきます。
3-1. 「独学との違い」-メリット-
メリット1:上達スピードが早い
教室の場合、独学とは違い講師や生徒が周りにいます。
その結果、あなたの演奏に対して客観的なコメントをくれますし、授業の構成をあなたが上達しやすいように組み立ててくれます。
そうすることで独学の時と比べ、確実に上達スピードが伸びます。
メリット2:自信が持てる
独学の場合だと、教則本やYouTubeなどを参考に練習を行います。
「この部分はこのような手の動きで弾きましょう」というように、実際に目の前に講師がいるような状況で練習を行えます。
ただ、しっかりと同じような手の動きで弾けているのかは、自分だけだと判断がしにくいです。
逆に教室であれば、本当に目の前に講師がいる状況なので、あなたが正確に弾いていればそのことを褒めてくれます。
褒められることで、自分の演奏が間違っていないと自覚が出来るので、自然と自信が持てます。
メリット3:仲間が出来やすい
教室に通っている生徒はあなたと似たような目的で通っている方が多いです。
生徒の年齢層はバラバラですが、あなたと同い年くらいの方もいます。
通う目的が同じなので話も合いやすいので、ちょっとしたきっかけですぐに打ち解け合えます。
仲間がいることで教室以外でも定期的に集まって練習が出来ますし、何よりもモチベーションが上がります。
モチベーションは練習を継続していくためには欠かせない要素です。
メリット4:人脈が広がる
基本的に講師というのはプロの演奏者として、業界でそれなりに活躍している人物です。
その方と交流を深めることで講師の友人のプロを紹介してもらったり、音楽業界の人脈を広げる事が出来ます。
プロとして活動していくつもりなのであれば、人脈はとても大切な要素です。
3-2. 「独学との違い」-デメリット-
デメリット1:料金
教室に通うことのデメリットとしては、毎月のレッスン料がかかることです。
これは仕方のないことではありますが、レッスン料の支払いが厳しい場合は教室に通わずに独学を選択しましょう。
デメリット2:講師との相性
教室では講師の方とレッスンを行っていきます。
人対人なので合う合わないが当然あります。
教室によっては講師の方を変更することが可能なところが多いのですが、「別の講師に変えて下さい」とは中々言いづらいです。
デメリット3:時間がかかる
教室でレッスンを受けるという事は教室に向かう必要があります。
自宅の近くにレッスン教室があればさほど気にならないかもしれませんが、教室までの距離が遠い場合だと、通うだけでも時間がかかります。
そのため、中々スケジュールが合わせられず、月額のレッスン料が毎月のように請求されるような状況にもなりがちです。
4. ギターの練習方法の選び方まとめ
いかがでしたでしょうか?
ギター教室に通う場合と独学で学ぶ場合には、メリット・デメリットがそれぞれ存在しています。
どちらが正しくてどちらが間違っているという事は一切なく、あなたの状況によって選ぶ道は変わってくると思います。