カラオケなどで歌が上手い人って何かとモテますし、話も弾みますよね。

どのようにしたら歌が上手くなるのか色々と考えた結果参考になるのが、カラオケの採点機能です。

最近の機種というのは、非常に細かい採点項目があり、歌のうまさがしっかりとわかるようになっています。

そして少し古めの機械も含めて多くの機械で採点される項目は、

・音程
・しゃくり
・ビブラート

です。

歌の早さがあっているかなどに関しても音程でひとくくりにされている機械も多いのです。

基本的な音程とリズム感がある人はたくさんいるのですが、それを超えて歌が上手いと言われる人には共通点があります。

それは歌が上手い人はビブラートが上手い!

ビブラートを綺麗に入れている人の歌を聴くと、深みを感じたり、その声に聞き入ってしまうような感覚に陥ります。

自分でもそんな歌い方ができればどれだけ良いことでしょう。

しかし、どのように練習したら良いのかわからない!
そんな人のために今回はビブラートについてお話ししたいと思います。

1. ビブラートの練習方法

多くの人に質問されることとして、「ビブラートは練習で身につくものなのか」ということがあります。

どうやってビブラートをするのかあまり理解していない人からすると、他人のビブラートを聞いただけでは、どのようにすればよいのか難しく感じるでしょう。

しかしビブラートの練習方法というのはきちんと存在しますので、次の章で説明したいと思います。

2. ビブラートの3つの出し方と2つの練習方法

ビブラートという単語を知っている人は多いかと思いますが、その出し方に種類があることを知らない方は多いのではないでしょうか?

この方法は実は3種類ありますので、曲や自分の体の特性によって使い分けることで、より歌が上手くなります。

では、細かくビブラートの3つの出し方について見て行きましょう。

2-1.横隔膜で出すビブラート

横隔膜といえば、みぞおちのあたりにある器官で、呼吸をするのに利用されるものです。

お腹から声を出すということが言われますが、まさにこの横隔膜を揺らしたビブラートというのは、このお腹から声を出しながら声を揺らすのです。

この方法はこの後にご紹介するビブラートよりも、安定してゆっくりとしたビブラートを可能にします。

習得には一番時間がかかると言われていますが、一番綺麗なビブラートですので、是非とも習得しておきたい方法です。

2-2.喉で出すビブラート

喉で出すビブラートは、音程を変える際に少し音が揺れるのを利用しているビブラートです。

ある程度簡単に出すことができますがそのビブラートの幅が短い、いわゆるちりめんビブラートになりがちになります。

2-3.口で出すビブラート

口で出す方法とは、声を出すときに口を開けた時と少ししか開けていないときに音が変わりますよね?

これを利用した方法で、口を高速で開け閉めして声を出してみれば、すぐに体感することができるでしょう。

ただ、この方法は見栄えとしてもあまりスマートなものではありませんし、音としても綺麗なものではありません。

これらが基本的なビブラートの出し方なのですが、口で出すビブラートは置いておいて他のビブラートを練習する方法をここでは2つ紹介していきます。

2-4.音を使った練習方法

ビブラートは、波打ったように聞こえる音ですので、練習するときにも波打つ感覚を自分で感じることができれば上達への近道です。

その方法の一つが音を使ったものになります。

ピアノやキーボードがある人は、一つの音を出してみて、その音程に合わせて一つの音を出します。

最近では色々なスマホアプリがありますので、音を出すアプリを探して見てもいいかもしれませんね。

この時の音程は自分が出しやすい高さで大丈夫です。

声を出すのは「あー」と出すのが簡単なのでお勧めです。

そして次に、ピアノで出した音の半音低い音を出します。

これも同様にこの高さで「あー」と声に出してみましょう。

この音を交互に繰り返していきます。

最初は音と音の間をできるだけ長くとって、交互に出していき、慣れてくるとこの幅を少しずつ狭めていきます。

ある程度狭まってくると、ビブラートと同じような波打つ声の出し方が感じられるかと思います。

この時に注意するのは、高い方の音でも、低い方の音でも一定の高さをキープすることです。

特に間隔が狭くなってくると一つ一つの音が雑になってきてしまいます。

それに気づかずにさらに幅を狭めると、波打つ感覚がわかったとしても、きれいなビブラートにはなりません。

2-5.横隔膜を揺らしてみる

ここでは、横隔膜を揺らす練習方法です。

お腹を膨らませたり、へっこませたりは意識的にできますよね?

それを交互にやって行きます。

このとき息を吸うか吐くかは自由に行ってください。

それができるようになったら、その動きの中で、お腹の中、特にみぞおちあたりが膨らんだりへこんだりすることを感じてください。

それを徐々にお腹の動きを少なくしていって、体内だけが振動しているような感覚を感じ取ってください。

これを練習することで、横隔膜を揺らすという普段感じることのできない感覚を味わうことができます。

そして、それができるようになったら次は声を出しながら同じように横隔膜を揺らして見てください。

3. ビブラートの練習アプリ

ビブラートを練習する直接的なアプリは存在しませんが、先ほども出てきたように、音程を取るためには直接音を聞くことが良いです。

耳で聞きながら同じ音程を出すことの練習にもなりますし、間接的にビブラートの練習に役立つアプリと言えるでしょう。

一定のリズムと音程でビブラートをできるようになったら、次はカラオケのアプリを使ってみましょう。

そのときにオススメな曲はゆっくりとした曲で、その中でも歌い終わりがしっかりと伸ばしてあるような曲がベストです。

あとは自分がしっかりと歌詞や音程を覚えているものが良いです。

歌詞や音程に意識を持っていくとビブラートに対する意識が希薄になってしまうからです。

高い音と低い音でビブラートをするのは、多少感覚が違うように感じるかもしれません。

その場合には、自分の声が出しやすい音でビブラートの練習をしてから色々な曲に挑戦して見てください。

そしてある程度できるようになって来たら、歌い終わりの伸ばす部分以外のところにもビブラートを入れる練習をしてみましょう。

短い音でビブラートを入れるのは難易度が一気に上がりますので、最初は上手くできないでしょうがそれができるようになるとどんな歌でもうまいと思われるでしょう。

まとめ

今回はビブラートに関してお話ししてきました。

ビブラートに種類があることを初めて知った人も多いのではないでしょうか?

さらにその練習方法があるということも知らない人が多いのではないでしょうか?

是非しっかりと練習していざ歌うタイミングが来たときに、聞いている人を魅了するような歌声を披露してください。

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