ピアノ弾き語り練習の正しい手順をご存知ですか?
今回はピアノの弾き語りを行う上で、初心者がスムーズに上達するための3ステップ練習法をご紹介していきます。
このステップに従って練習することで、挫折することなく弾き語りを行えるようになります。
また、弾き語りの練習方法だけでなく、楽譜選びの注意点やオススメの3つの練習曲もご紹介します。
後半では弾き語り練習に大活躍するおすすめサイトも公開しているので、最後までチェックしてみて下さい。
1. ピアノの弾き語り、初心者でもできるのか
ピアノの弾き語りというのは2つの要素が含まれている演奏方法です。
2つの要素というのは
・ピアノ演奏
・歌唱
の2つです。
つまり、歌を歌うこととピアノを弾くこと。
この2つを同時に行うのがピアノの弾き語りです。
2つの要素を同時に行えないと弾き語りを行うことは出来ません。
歌うことに気を取られてしまえば演奏する手が止まってしまいますし、演奏に集中しすぎてしまえば上手く歌うことが出来ません。
初心者の場合はいきなり2つの要素を同時にこなすというのは少しハードルが高いです。
弾き語りを練習する場合は練習方法を工夫する必要があります。
2. 弾き語りが早く上達する練習方法と順番
弾き語りを早く上達させる為には正しい練習方法を知る必要があります。
いきなり弾き語りにチャレンジをしても上手くいかない可能性が高いです。
まずは以下の3つの手順に従って練習を行ってみて下さい。
ステップ1:『演奏に集中する』
いきなり演奏と歌声を同時に行おうとしても上手くいきません。
まずは演奏から覚えていきましょう。
ピアノの演奏の際は楽譜を用意するかと思いますが、なるべく弾き語り用の楽譜は避けたほうが良いです。
なぜなら弾き語り用の楽譜は初心者が楽譜と同じように弾くには難易度が高い場合があります。
初めから弾き語り用の楽譜を参考にして練習を行っても、難易度の高さから挫折してしまう可能性が高いです。
弾き語り用の楽譜はもう少し演奏に慣れてきてから読むものと思って下さい。
初めのうちはコード譜やメロディ譜がオススメです。
メロディ譜やコード譜には伴奏部分が記載されていませんが、ピアノの弾き語りの場合コードを覚えてしまえばとりあえず問題ありません。
弾き語りは演奏がメインではなく、あくまで歌声が主役でありピアノの演奏は引き立て役に過ぎません。
伴奏部分はなれてから覚えていけばいいので、まずはコードを覚えることに専念するようにしましょう。
ステップ2:『鼻歌演奏』
コードの通りに演奏が行えるようになったら、次はそこに歌詞を加えていきましょう。
ただ、いきなり歌詞を入れると歌うことに意識が向いてしまい、演奏がおぼつかない場合があります。
そのため、まずは鼻歌で歌詞を加えて下さい。
ピアノの演奏に合わせて鼻歌で歌うことで、演奏することと並行して何かの行為をするという感覚を鍛えることが出来ます。
鼻歌であれば実際に歌うよりも意識を向けずに歌えるので、実際に歌詞を歌う前にまずは鼻歌から入りましょう。
ピアノの演奏と鼻歌。
まずはこの2つを行えるように練習を繰り返して下さい。
ステップ3:『歌詞と演奏の融合』
鼻歌に慣れてきたらいよいよ実際に歌詞を口にしていきます。
いきなりここからやろうとしても難易度が高いので壁にぶつかります。
なのでステップ1から順番に進めていく事で、弾き語りを効率的に上達させる事が出来ます。
お伝えした3つの手順を順番通りに取り組んでいくことで、弾き語りを効率的に上達させる事が可能なので、焦らずにステップ1からスタートしていきましょう。
3.弾き語り曲の選曲方法
弾き語りを練習する際はなるべく使われているコードが初心者向きの曲がオススメです。
また、曲のテンポも弾きやすいような中間ぐらいのモノが好ましいです。
それに加えてあなたが好きな曲であれば飽きずに練習を行えるので、あなたが好きな曲の中でコードが簡単でテンポが弾きやすい曲は何かないのか探してみて下さい。
4. 初心者におススメの弾き語り曲3選
●オススメ曲その1:『少年時代』井上 陽水
井上陽水さんの少年時代は弾き語り曲として定番で多くの方が練習しています。
左手の動きが一定なので、始めの1曲として演奏しやすいと言えます。
●オススメ曲その2:『世界に一つだけの花』SMAP
SMAPの代表的な曲として多くの人が知っている人気曲です。
指の動きがそこまで多くなく、シンプルな演奏で弾けるので初心者の練習曲としてオススメ出来ます。
●オススメ曲その3:『いつも何度でも』(千と千尋の神隠し)
この曲は3/4拍子なので少しリズムを取ることが難しいと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば演奏自体は非常に簡単な1曲です。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ピアノの弾き語りを練習する場合、手順を守る事が非常に大切です。
初心者の方がいきなり弾き語りをしようしてもおそらく上手くいきません。
なぜなら弾き語りというのはピアノ演奏+歌声で成り立っているからです。
どちらかが欠けても成立させることは出来ません。
そのため弾き語りをするには演奏と歌声を同時に行う力が求められます。
初心者の場合、どちらか一方を行うことで精一杯である場合が多く、2つを同時に行う余裕はありません。
そのため、弾き語りを練習する場合はお伝えしたように、1つ1つの要素を練習していき徐々にそれぞれの要素を混ぜていく方法が上達の近道です。
まずはピアノ演奏に集中しそこから鼻歌を混ぜていき、最終的には歌声と演奏の2つを同時に行っていきましょう。
始めの演奏の際は弾き語り用の楽譜ですと難易度が高いと感じてしまいがちなので、コード譜やメロディ譜がオススメです。
コードを覚えてしまえば弾き語りは行えます。
弾き語りを上達させる秘訣は少しずつレベルを上げていくことです。
1つ1つの要素を確実に伸ばしていき、弾き語りを上達させていきましょう。
因みにピアノのコード譜は書店で購入しても良いのですが、サイトを検索すれば無料で見ることも可能です。
●Tune Gate
http://gakufu.tunegate.me/
今回お伝えした曲意外にも多くの曲のコードをチェックできます。
イラスト付きでコード毎の指の配置も確認することが出来るので、弾き語りの練習に活用してみて下さい。